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05/06/2004

環境と経済

朝日新聞の5月5日付の記事より。国内重工業各社は、今、風力発電機の受注に力を入れている。国がクリーンエネルギーとして、風力発電の導入に力を入れていて、自治体や発電業者の需要が高まっているからだ。

三菱重工業は東京電力系の「宗谷岬ウィンドファーム」に発電機58基を60億円で受注した。この発電所は来年の11月に稼働し、57千キロワットの発電力を持つという。また、受注数はそれほど多くないものの、川崎重工業も国内初の洋上発電施設に600キロワットの発電機二基を納入するなど実績を伸ばしている。

世界ではこの8年間に風力発電量が6倍以上に伸び、2003年末には約39000メガワットが風力で発電されている。日本では風力発電の導入が進んでいないが、政府は2010年度には300万キロワットを風力発電にすることを目標にしている。

1000キロワット程度の施設一基で約1億円とコストはまだ高いため、「主な収益部門に育つのはまだ難しい」という見方もあるが、量産によるコスト減に期待が集まっている。


環境意識の高まりとともに、大切な産業として発展してきた感のあるクリーンエネルギー産業。実際、国際競争力をつければこれから大きな市場が開けるだろうと思われる。けれども、問題がない訳ではないだろう。それが例えば、風力発電の環境(特に生活環境)に与える負荷の問題である。

ドイツ、特に旧東ドイツを電車で旅しているとものすごく大量の風力発電施設を目にする。森の真ん中小高くなっていたら必ずあると、思えるほどに多い。当然、この発電機はクリーンエネルギーとして政府の補助のもと導入された訳だが、これが「環境に優しい」と言えるかどうかは、実際少し疑問もある。というのも、風力発電装置(なぜか大抵白い)はものすごく目立つ施設で、しかも周りとの調和がほとんどはかられていない施設なのだ。また、モーターを風の力で回転させて(中学の理科!!)発電するので、音も大変大きい。

最初、物珍しいうちは数基周りにあっても、かまわないかもしれないが、あれが段々数を増やしていくと必ず問題になると思う。特に、観光地や住宅地の近くではいくらクリーンとはいえ、設置しがたいだろう。そういった面ではまだ発展途上なので、研究が進まなくてはいけない。

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