08/24/2004

青山ブックセンター営業再開

朝日新聞の8月24日付の記事より。経営再建中の書店、青山ブックセンターが9月29日から営業を再開することになった。営業を再開するのは同書店の青山本店と六本木店。また、広尾店は再建を支援する洋販の子会社である流水書房の広尾店として営業を再開する。

営業再開に先立って六本木店で8月30日から9月11日まで「青山ブックセンター営業再開支援フェア」と銘打って、洋書を中心に販売する。


8月2日に支援が決って、すぐ再開への道筋がつく。恵まれた店だな、と思う。変わった後がどうなるか、楽しみ。冬学期が始まったら、見に行ってみようかな。

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08/02/2004

青山ブックセンターを洋販が支援へ

朝日新聞の8月2日の付の記事より。7月16日に営業を停止した青山ブックセンターを日本洋書販売(洋販)が支援し、営業再開を目指すことになった。

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07/27/2004

北村『スキップ』

「今更」な感じのする本である。しかも、更に「今更」なことに「新潮文庫夏の100冊」からのセレクト。きっとこのシリーズはわたしのように「今更だよな」と思いながら、こっそり買っている人がいるに違いない。その人はその本を今ごろ買ったことを恥じて一生懸命読む。そして、読み終ったからには自分が「読んだ人」であることを喧伝するために、小説の話にならないかな、と待ち望むことになる。もちろん、そのときに「この間」とか「昨日」読んだという顔をするのはいけないことで、「それはずいぶん前のこと」という顔をしつつ、「とは言え文庫化されてからだね」的なスタンスを保たなくてはいけない。

少なくともわたしにとっては、そういう位置づけである。

  • 北村薫『スキップ』新潮文庫、1999年。743円。

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    07/18/2004

    飲み残したペットボトルの破裂

    週間朝日の7月23日号の記事より。独立行政法人「国民生活センター」によると、飲みかけにしたペットボトルが突然破裂し、手や顔に怪我をおう事故が起こっている。口飲みしすることで、口腔内の微生物が果汁や乳酸を含む炭酸飲料に混入し、炭酸ガスが蓄積することがあるという。更に、室温におかれることで飲料にはいっている酵母が増殖し、ペットボトル内の気圧が上昇することで、容器が破裂することがあるという。

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    07/10/2004

    別役『日々の暮し方』

    別役実という名前を知ったのは、柴田元幸の書いたエッセーの中に「おいとけさま」が出てきたときである。それ以来、こっそりいろんな情報を調べてみた。そして、万を持して、今回本を手にとったのである。というのも、生協で白水社のフェアをしていて、この本は安かったのだ。しかし、もちろんそんなことは気にしていない振りをしてレジを通り抜けなくてはいけない。そうでなくては、正しく別役実の本を買ったことにはならないからである。というのも、別役実の「正しい行動」というのはいつも次のような形をしているのである。あることを正しく行なうためには、漫然と行なってはならず、それを意識化しなくてはならない。それでも、意識化すると直接にその行動をしているのではなくて、その行動について考えることになってしまうので、「意識してない振り」をしたり、「さりげなく」行動したりするのである。この本も、こういう構造を意識して、さらにそれに気づかない振りをして、さりげなく一節一節を読めば、きっと正しいのではないかな、と思う。その際には、間違っても、わたしの出した構造が間違っていることなどに気づいてはいけない。邪念を抱えたまま本を読むのはどう考えても正しいとはいえないからである。

  • 別役実『日々の暮し方』白水社uブックス、1994年。870円。

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    06/30/2004

    武田『仏壇におはぎ』

    写真家の書く文章で心から納得するものに出会うことはあまりない。というか、彼らは別に文章を書くプロではないのであるから、当然なのだが、それでも書いてあるものを読んでがっかりすることは否めないのだ。勝手なものであるが。この本も、申し訳ないが、文章は何だかweb日記みたいな文章で取り立てておもしろいとは思えない。「味がある」とも何だか違うし。それでも、この本についてここに書くのは、33ページのキャベツ畑の写真が素晴らしいからである。延々とキャベツが整列している様が段々人に見えてくるくらいびっちり並んでいる白黒の写真で、このキャベツをみんな引っこ抜いて(実際は刈り取るのかな)食べてしまうシーンを想像してしまった。この人の写真は色んなシーンにピチッとした規則性を見つけだすのがうまいなあ、という風に思う。

  • 武田 花『仏壇におはぎ』角川春樹事務所、2004年。

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    06/22/2004

    小川『博士の愛した数式』

    長らく大学の生協に平積みされていた小説を母が買ってきたので読ませてもらう。

    すごくきれいな話である。すごく「心が洗われる」感じがして読後感も悪くない。穏やかな愛というのが一体どういうものなのか、おぼろげな形を思い浮かべることができる気がするのだ。けれども、わたしが天の邪鬼である所為だけではなくて、この小説はそれだけでもあるのだ。脳に障害がある数学博士と少年の友情物語の典型をいく物語は、なんとなくそれだけしかない。文章は比べものにならないほど洗練されているし、すっと入ってくるけれど、ほとんどそれだけである。取り立てて哀しくもならず、読み終わってカタルシスも感じず、むしろお姉さんのそれからがどうなったかが気になり…。

    そして、多分何よりも思ったのは、「天才」は他の人がどこで躓いたのかを理解できないことが多いということを無視している、ということ。その理解できなさに誰も悩まないのは何だか困った。

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    06/21/2004

    「回避型人格障害」

    週間朝日の7月2日号によると、「他人からの評価に過敏に反応して、批判されると挫折しやすい」「誰かと親密になりかけるとブレーキをかける」というような性格で、「誰も傷つけたくないから、厄介なことはすべて回避しようとする」らしい。そして、セックスレスになる夫に最も多いタイプだという。

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    06/17/2004

    ウィリス『犬は勘定に入れません』

    SFを読む。大学で講義の合間に読んでいい種類の本かどうかはやや疑問だが、読みかけの本は読むべきでもあると信じるので。案の定後輩(ではもうないが)に見つかって、冷笑される。「哲学的なSFですか」と言われてもなあ。もちろん、時空連続性について考える可能性もあるし、タイムトラベルということは論理的に理解可能かどうかを考えることもできるかも知れない。でも、わたしは昼休みに、ただ本を読みたいのだ。

    このお話は2057年のオクスフォード大学史学部(んなものあるのかは知らない)と、19世紀のヴィクトリア朝時代のイングランドが舞台である。2075年にはすでにタイムマシンが発明されているのだが、このタイムマシンではものは何も運べないことが証明されてしまい、それ以来歴史家の研究目的以外では利用されていない。そのタイムマシンを使ったプロジェクトが第二次大戦中に破壊された教会の完璧なる修復で、たった一つ欠けた「主教の鳥株」を探すために学生が皆駆り出されている。主人公は時間移動のしすぎで、ジェットラグならぬタイムラグに罹ってしまう。けれども、プロジェクトのボスに見つかると休養もできない。そこで、19世紀に逃げ込むことにしよう、となるのだが…。

    時空間の構造がカオス的であり、弱い相関関係が影響してくる一方、システム全体が緩くできているために、歴史には修復機能が備わっている、という設定は中々面白い。そういう歴史の中では、エージェントは中である程度の自由を行使することはできる(各個人の小さな行為も歴史に影響する)、けれども流れの大勢は基本的に決まっていて、それから逸脱するエージェントの行為も緩いシステムの中で修復されていく。こういう歴史が想定可能であるとすれば、人間が意図的な行為を行なう余地を残しながら、動物として世界の因果にも従っている、という極めて常識的だけれども、整合的な意見に収斂し難い考えが維持できそうな気がする…と言い返したら、後輩は感心したかな。

    ちなみに、この本のタイトルはジェローム・K・ジェローム『ボートの三人男: 犬は勘定に入れません』(邦訳:『ボートの三人男』丸谷才一(訳)。中公文庫)の副題から来たもので、この三人男も登場する。

  • コニー・ウィリス『犬は勘定に入れません: あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎』大森望(訳)。早川書房、2004年。2800円。

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    06/11/2004

    風邪の調子

    昨日もらった薬を飲んでみる。少しは利いているみたいな感じがある。相変わらず鼻水はでるが、頭痛はそれほどでもなくなった。

    やはりあのつっけんどんな医師は正しかったのかしら、と思い直しつつある。

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